持続可能な「開発」、という概念を本質的にとらえていく上で、先住民族の参加とその視点は欠かすことができません。
なぜなら、現在まで「開発」を推進してきた母体の圧倒的な力によって、自らの持続的な生活や文化、そして生存を脅かされてきた人々こそがアラスカなどに今も生活している先住民族に他ならないからです。
今、これだけ「SDGs」が注目を集めている中で、日本でもセクター間の連携や協働を求める動きも目立つようになってきましたが、はたしてそこに脆弱な立場に置かれがちな主体の発言、参加することが保障されているのか、あらためて確認する必要があるのではないでしょうか。
QUYANA(クヤナ) SDGs プロジェクトが、アラスカのそして、世界中の先住民族の目線がどのような論点を持つのか、多くの人が考えるきっかけになることを願い、未来への活動を続けていきます。